黄砂がすごいですね、たった一日で砂まみれになってしまいます。
kaseです。
さっき書評のページを更新していて、たまたま水島ヒロの「あの小説」が出てきたので、ネタとして感想書いときました。
いやー当時は凄い盛り上がりだったのに、 「KAGEROU」という単語も「斎藤智裕」という言葉も、綺麗さっぱり聞かなくなってしまいました。
あれですよね、この作品が大賞をとった文学賞が、出来レースだったんじゃないか?っていう・・・
というより、 まあヤラセだったから、話題になったんです。断言しちゃったw
で、大して期待もしていなかったので、kaseは買いませんでした。でも、たまたま読む機会がやってきました。
実は学生時代の後輩に、小説家を目指している子がいて、彼女が「お勧めだから、貸す。というかあげる」と、言うので、貰ってしまったんです。
彼女のお勧めする理由は、こんな感じでした。
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恐らく作者は、ある程度文章が書けて、物語としてストーリーを組み立てられる様に頑張っている人、つまり小説家志望とかアマチュア小説家と同じレベル。
つまり、この本とプロの作品を比べれば、どういう文章が世の中に通用するのかが見えてくる。
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だそうですwwwwww
本人の言葉通りじゃないです、こんなトゲのある子ではないので・・・
でも、結構彼女は冷静な判断をしていて、この本を読んで「これなら自分の方が、良い小説が書ける」と思っても、現実には同じ様なレベルだと思っているそうです。
ストーリーを作る側は、自分で考えた内容が最もしっくり来るので、他人からすると幼稚な表現や、わかりにくい言い回しに気がつかないんだそうです。
この水島ヒロのKAGEROUも、どこまで本人が書いているかわかりませんが、まあ・・・なんですか、ねえ。
個人的には、主人公のギャグがイライラするし、あと内容がしつこい。 無駄な言い回しが多くて、読みにくいしイライラする。
総合的にイライラする内容です (ファンの人、ごめんなさい)
この騒動のあと、大賞2千万・優秀賞5百万という破格の賞金を出していたポプラ社小説大賞は、無くなりました。
ちなみに調べてみると、今までに5回しかやってないんですけど、第一回と水島ヒロの回以外は、大賞受賞者が居ないんですよね。
もう結果だけ見ると怪しすぎる、出来レースと言われる要因です。
しかも、ポプラ社小説大賞の後に始まったポプラ社小説新人賞は、賞金200万にまで落としてきました。ここまで堂々と開き直られると、むしろスガスガしい。
しかし炎上マーケティングは成功したのだから、結局は世の中みんな、ポプラ社に踊らされてしまったんですね。
いえ、何だか出版社を批判してるみたいな流れになってきたんで止めます。
ちなみに、下手に本を読むより、AMAZONのレビュー見てる方が楽しいですよw
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とにかく本人了解のまま借りパクしているのですが、返せないし、だからと言って捨てられないので、基本的に文庫本しか読まないkaseの本棚に、真っ白いハードカバーのまま仕舞われています。
でもブックオフや古本屋に売ったりはしません。この本が中古で売られていて、それを誰かが買ってしまう時の事を考えると、 夜も眠れなくなってしまいます。
あと散々言った後で、なんかフォローみたいになるけど、俺は絢香は嫌いですが水島ヒロは好きですw